培った技術や教育力を業界に貢献できればと、厚労省認可の美容学校を開校。美容を目指す若者を育ててきました。その経験からですが、せっかく国家試験を取得しても、美容師として活躍しない方多く居られること。半数ほどの卒業生は美容室に努めなかったり、数年後、サロンを辞めてから美容業に戻らない方が多いもの。

美容は試験取得したら終わりではなく、そこから実際の技術を習い、流行を取り入れる勉強が続きます。そして個々のお客様毎に技術を提供しながら、同時に接客を行うという、難しい職業です。そのため習得するまでの修行時代（古い言葉ですが）が長く大変でした。しかしそれを乗り越えたときに大きな「成果」が得られます。たとえば

• 「身についた技術は生涯、自分だけのもの」どこに行っても通用します
• 美容師は定年が無くいくつになっても続けられます
• 日々指名のお客様や新規の方がと関係ができるので毎日が楽しい。
• ファッションの仕事なのでいつも新鮮です
• 美容と健康は近しい関係。健康と若さに気を使い、いつまでも若く居られます。
• 努力しだいで安定しつつ、高収入が得られます

以前のアシスタントは「技術を教わっている時期は給与が少なかった」のですが、今は適正か、それ以上の報酬となります。この度募集する「アシスタント（パート美容師）」の方には、本人の希望がなければカットやスタイリスト技術の練習をしませんが、しかしプロのアシスタントになれば、スタイリストと同等の報酬となるようプログラムを組んでいます。

もうひとつ付け加えると、今の技術練習はこの数年で変わりました。パートの練習は時間内に行われますし、指導中の賃金も発生します。そして美容の薬品が良くなったこともあり「技術の難易度」も下がってるので、前ほど時間を掛けずに技術習得ができるようになっています。昔のように「叱られながら練習」することはありません。

最初に書いたようにスズランは創業７０年。地域では最も古くから営業している老舗サロンです。永きにわたり存続してこられたのは時代に合わせて進化してきたからだと思います。
そしてこれからはもっとハイスピードで社会が変化していきます。たぶん今までにないスピードの社会変化です。
いまとても大切なことは、企業のコンプライアンスではないでしょうか？！。私どものような中小零細企業においてコンプライアンスを叶えることは大変なことですが「労働環境を整え福利厚生を充実させていく」ことはとても重要なことです。

社会保険や労働保険などの完備、もしもの備え、スタッフのキャリアプラン、福利厚生として季節のイベントや会員制ホテル（ベイコート・カハラホテル）への従業員割引など少しづつですが充実させてきました。本年５月にはカハラホテルにて１００名以上のお客様を招いた創立７０周年記念パーティーを行います。そこではスタッフのヘアショーなどを行い全員が楽しいひと時を過ごす予定です。

まだまだいたらない点もございますが、地元の読売ランドにて１００年企業になれるよう、これからもコンプライアンスに挑戦してまいります。